理科教材データベース
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
山県市教育センター 平成17年度夏季講座
「梅原断層」研修見学記

投稿  河村一彦(山県市教育委員会学校教育課)


〜 その1 旧高富町高木の断層崖と河川の立体交叉(伏越) 〜

おうぎ橋上にて

 県道関−本巣線が鳥羽川にかかる「おうぎ橋」の上で,まず説明を受けました。参加者の誰もがいつも通っている馴染みのある場所です。濃尾地震の時に,この場所より下流側で,ほぼ東西方向に延びる梅原断層の南側が上昇する変位が生じました。それは,北から南へ向かって流れる鳥羽川をせき止める形となり,このあたり一帯に「深瀬の湖」と呼ばれる広大な湖が生まれたとの説明です。