理科教材データベース
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
権兵衛峠/木曽山用水


木曽山用水の説明 分水嶺の碑 権兵衛峠からの眺め 水枡跡

水枡跡 水枡跡の説明



権兵衛峠は、木曽谷を通る中山道奈良井宿と天竜川に沿った伊那谷を結ぶ権兵衛街道の峠。
江戸時代(西暦1696年)食料が不足がちに木曽谷へ米を運ぶため、木曽の古畑権兵衛の呼びかけで整備された。
伊那の米などの食料が木曽へ運ばれ、木曽の漆器などが伊那へもたらされた。

伊那の西箕輪地区は、水不足が深刻だったため、明治になって、奈良井宿側から水を供給してもらうための
用水をつくった。権兵衛峠付近には当時、水量を測る水枡が作られており、現在でもその跡が残っている。