『船津花こう岩』の簡単な解説

 飛騨帯とその外側(海洋側)の飛騨外縁帯に分布する三畳紀〜ジュラ紀の花こう岩の総称で,大きく「船津型」と呼ばれるタイプと「下之本型」と呼ばれるタイプに分けられ,それぞれに共通の特徴・性質をもちます。放射年代値がほぼ1億8000万年前に集中することで,この時期にいっせいに形成されたと考えられていますが,それよりも古い時期を示す例もあり,その形成時期については新たな検討も進められています。