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岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
2006年1月16日に岐阜大学で見られたハロ







大気中の氷結晶で生じる光学現象をハロといいます。今回、22度のハロ(内暈)、幻日、
幻日環、内暈に接する上部タンジェントアーク、さらに、天頂付近に出現する環天頂アーク、
環天頂アークに接し、太陽をとりまく46度のハロ(外暈)が同時にみられました。
また、太陽と反対側まで幻日環が伸び、120度の位置にも明るいスポット(120度の幻日)もみられました。
このような光学現象は、南極ではみられることがありますが、岐阜でみられるというのは
本当に珍しいです。しかもこのように明るくなるのは、めったにはありません。
なお、今回の光学現象は、解説にもあるように、氷の六角平板状結晶で太陽光が屈折して
光ってみえる現象です。
今回の光学現象は、12時30分ごろから見え始め、14時20分ごろもっとも明るくなり、15時以降は
雲が厚くなって輝きが薄れていきました。
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