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岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
アトジロキヨトウ


和名:アトジロキヨトウ
学名:Mythimna compta
分類:節足動物門>昆虫綱>有翅昆虫亜綱>鱗翅目>ヤガ科>ヨトウガ亜科





前翅中室下縁にそって細い白条がある.その先端の外側は暗色影が出るという特長からアトジロキヨトウと認定しました.
似た種にクサシロキヨトウがあります.それぞれ特長は以下のとおりです.
クサシロキヨトウ:開張35-40mm. 前翅は淡灰褐色, 翅脈間に暗色紬条を密布. 翅底から中室下縁に沿う暗色条があり,
中室下角の小白点を超えて外方に延長する. この暗色条に接し, CuA2脈基部付近に1暗色点を有する.
外横線は単一の暗色点列, 後翅は半透明様の白色, ♀では翅脈は暗色に染められる.
アトジロキヨトウ:♂の開張は25mm内外. ♀はやや大きい. 中室下縁に沿う白色条は細く, 中室端部に向かってやや太くなり,
その外方は微小な暗色影で縁どられる. 外横線は単一の小点列, 後翅は白色, 外縁部は多少暗色を呈する.