イボヤギヤドリイトカケ
和名:イボヤギヤドリイトカケ
学名:
Alora billeeanae(DuShane & Bratcher, 1965)
分類:軟体動物門>腹足綱>前鰓亜綱>翼舌目>イトカケガイ科
撮影地:恩納村、真栄田岬(沖縄島)水深1m
撮影者:伊勢戸 徹
イボヤギのそばで暮らし、イボヤギを食べ、イボヤギのそばに卵を産むイトカケガイの仲間です。
イボヤギ類にとっては厄介極まりない生物で、周囲には軟体部を吸い取られて殻だけになったイボ
ヤギのポリプが目立ちます。しかし、イボヤギの群体の全てを食べ尽くすのでなく、その一部のポリ
プ(個体)だけを食べることによって、周囲のポリプから再生することを可能にしているのではない
かと思われます。そうすれば、本種はいつまでも餌を失うことがないのでしょう。写真の個体は殻長
が1.3mm。