理科教材データベースさんご礁の生き物
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
マガキガイ





和名:マガキガイ
学名:Strombus (Conomurex) luhuanus Linnaeus, 1758
分類:軟体動物門>腹足綱>前鰓亜綱>盤足目>ソデボラ科
撮影地:トロピカルビーチ沖(宜野湾市)、沖縄島(沖縄県)水深:50 cm
撮影者:伊勢戸 徹

沖縄ではきわめて普通に生息する種で、“ティラジャー“”等の名で食用にもなっています。
毒のあることで有名なイモガイ類に輪郭が似ていますが、本種は全く別のグループで、クモガイや
スイジガイの仲間です。殻のフタが爪状になっていて、これを何かに引っ掛けてグイッと前進した
り起き上がったりする動作もイモガイでなく、クモガイやスイジガイに似ています。殻の縁から目
を覗かせる様はかなりグロテスクです。殻長5cm。