Type Aは、地衣体は樹木の幹に生え、色は濃い緑色。子器は丸く盛り上がり、中央に孔が一つある。
孔のまわりは白色。子器が丸いことからPorina属としましたが、第9回地衣学会でMyriotrema属だろうという
コメントをいただきましたので、Myriotrema属に引越しします。
Type Bは、岩石生。地衣体は黄褐色で、黒色の子器が散在する。分類群は不明ですが、
Dobson (2005)のPorina chloroticaに似ていることから、Porina属の図鑑に掲載しています。
参考文献
山本好和(2009)近畿の地衣類、三恵社。
中村俊彦・古木達郎・原田浩(2002)野外観察ハンドブック校庭のコケ、全国農村教育協会。
吉村庸(1974)現職日本地衣植物図鑑、保育社。
Rasanen. V. (1940) Lichenes ab A. Yasuda et alis in Japonia collecti (II). J. Jpn. Bot., 16, 153.