理科教材データベース
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
国際宇宙ステーション


人類が宇宙に長期間滞在して行う活動には、無限の可能性が秘められています。科学面では宇宙の誕生や生命の起源の解明等、実用面では無重量等の宇宙環境を利用した新素材・新薬品の創製が期待されます。また長期的には種々の天体資源・豊富な太陽エネルギーを利用して月面基地や火星基地を建設し、さらに宇宙で生産活動を行う宇宙工場、人間が常駐できる宇宙都市の実現も夢ではありません。この夢を実現するための第一歩として、日米欧加露が協力して1998年11月から建設が始まっています。日本の実験棟「きぼう」はスペースシャトルで2004年2月から3度段階的に打ち上げられ、ISSのマニピュレータ、搭乗員の船外活動によって軌道上でISS本体に組み立てられます。2006年4月にはISSが完成し常駐の搭乗員7名による実運用が開始されます。

画像および本文:川重岐阜エンジニアリング(株)より。

国際宇宙ステーションの静止画


スペースシャトル 2003年 2004年 2005年 2006年


国際宇宙ステーションの動画集

観測日 高度 位相角 明るさ 観測者
2004年10月01日 70.7° 83.4° −2等星くらい BOY i-岡山
2003年5月03日 35.8° 31.8° 1等星より明るい 川上
2003年5月01日 28.8° 84.5° 1等星より明るい 川上
2003年4月16日 61.7° 97.2° 1等星より明るい 川上
2003年4月13日 45° 1等星 川上
2003年4月09日 27° 1等星 川上
2003年3月26日 70° 1等星より明るい 川上
2003年2月27日 27° 火星(1等星)より明るい 川上
2003年1月25日 川上