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「峨眉山月 半輪の秋 影は平きょう江の水にはいって流る」（李白 峨眉山月の歌）
峨眉山の秋空に輝く半月。川面に浮かぶ月影が水とともに流れゆく-。 李白が志を抱き、故郷を後にする時に詠んだ七言絶句の冒頭。旧友に別れを告げら れなかった李白のそばに月がいた。唐の代表的な歌人は生涯、友人として月をこよな く愛した。 半月の見どころは、長さ180ｋｍに達するアルプスの谷。雨の海をふちどる荒々し いアルプスの峰々を断ち切る。鋭くナイフを入れたようなこんな地形はほかにはない 。 地球で似たところを探すとすれば、大地が裂け、小さい海ができようとしているア フリカの大地溝帯。 かつてこの地でどんあ地殻変動があったのだろうか。
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