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H14年3月20日・・・完全な土星食は観測できず。 残念なことながら、岐阜大学の位置では土星が月の裏側に入ることはありませんでしたが、月と土星が接近したときの写真を撮影することができました。 ★「土星食」とは? 「食」と名のつく天文現象として有名なものは、太陽が月に隠される「日食」、月が地球の影に隠される「月食」があります。これらは、宇宙空間における太陽、地球、月の位置関係が相互に直線上に並んだ時に起こります。しかし、月の軌道面は地球の軌道面に対して傾斜しているため、めったに日食や月食はみられません。 さらに「食」には「星食」と呼ばれる現象があります。この現象は「日食」と同じ仕組みで星が月の背後を移動するときに見られます。月は一般の星や惑星とは違って、動きが速いことがよくわかります。 「土星食」は、隠される対象が土星になったものです。土星食も惑星の軌道面と月の軌道面が重なった時期にしか見ることはできません。次に土星食が見られるのは北海道東部で起こる2007年1月7日です。 さらにその次は2024年まで見ることができません。 |