マツバラン類(Psilotophyta)
マルバラン類は,又状に分岐する茎とそこから派生する小葉からなる原始的な体制を持つ。地下部には根茎が横に走るだけで,根や葉ははない。植物体が単純で,葉や根が発達していないのが特徴である。
茎に葉緑体があって光合成している。小葉部に胞子のうを形成して胞子で増える。
マツバラン属とイヌナンカクラン属が現生し,マツバラン属は熱帯から亜熱帯に,イヌナンカクラン属はオーストラリア,ニューカレドニア,ニュージーランドなどに分布する。
日本のマツバランは,園芸用として人々に親しまれている。
化石で見つかったライニー植物の特徴と類似していることから注目された。
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