アルケオプテリス (Archaeopteris)
(西田 治文. 植物のたどってきた道. 東京, 日本放送出版協会, 1998. p.90)
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ドーソン (プシロフィトンの発見者でもある) は,カナダのデボン紀の地層でシダ類の葉を発見し,アルケオプテリスと名づけた。また,同じ地層から,直径1.5 mもある巨大な珪化木が発見され,カリキシロンと名づけられた。
1960年代に,カリキシロンにアルケオプテリスがついた化石が見つかり,それらが同じ植物の幹と葉であることがわかった。
アルケオプテリスの繁殖器官は,シダ植物と同じだが,栄養器官は裸子植物と同じなので,前裸子植物と呼ばれる。
アルケオプテリスは,二次肥大成長によって巨大化し,直径1.5 m,高さは18 mに達した。
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