1896年,ベクレル [解説]は,ウラン鉱石が写真乾板を感光させる能力を持つことを発見し,放射能と名づけた。
1903年,キュリー夫妻は,ラジウム試料が放射能により発熱することを発見した。まもなく,放射能は自然界にも存在しており,放射性物質が地球の熱源となることがわかった。
放射能の発見により,ケルヴィンの計算の前提が誤ることがわかった。しかし,地球内部の熱源を考えても,地球の年齢が太陽の年齢を超えるという問題は残っていた。
1930年代に,太陽のエネルギー源は,太陽中心部の核融合反応であることが発見され,地球の年齢のパラドックスは解決した。
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