木曽川より南では,可児市の土田と古瀬に変位が現れました.とりわけ後者はその南東方へ連なる活断層である華立断層 (貝塚ほか,1964) の延長上にあたり,その一部が変位した可能性もあります.
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[文献]
貝塚爽平・木曽敏行・町田 貞・太田陽子・吉川虎雄(1964) 木曽川・矢作川流域の地形発達. 地理学評論,37,89–102.
武藤勝彦・川畑幸夫(1933) 濃尾震災地及び其他の地方に於ける検測水準測量の調査. 地震研究所彙報,11,315–328.
太田芳夫(1968) 濃尾地震の今昔について. 験震時報,34,145–149. |