『
越切峠の頂部で北落ちの断層が明瞭に現れ,高田・中村の両村にまたがる田畑で北側が約2 m落ちて,そのため新たに約25 haの沼が生じた』 (小藤,大森) .さらに東方では,断層線は『
山の北麓の畑を切断し,小豆坂を越え,持成において再び平地に出る.そしてさらに東進して鳥羽の人家を横切る.鳥羽川では川底が変わり,その北部の陥落地に河水が停滞して,約220 haの稲田が水没し,広い湖沼になった』 (小藤) .