108個のNa粒子（ナトリウムイオンNa⁺） + 108個のCl粒子（塩化物イオンCl^-）からなる液体のNaClを，3500℃（= 3773 K）に保持しました．
時間とともに，内部エネルギー E が少しずつ上昇し，密度 D は減少していきます．
気化が始まっているのです．

気化が始まっている様子

最初のうちは，各粒子（Na粒子とCl粒子）が互いに近い距離を保ちながら泳ぎまわっています．

やがて，粒子間の距離が広がっていくとともに，箱全体の体積も増大していきます．

よく見ると，多くのNa粒子（ナトリウムイオンNa⁺）とCl粒子（塩化物イオンCl^-）はペアを作って動いていることがわかります．
ペアを作るのはなぜでしょうか？

もう少し長いアニメーション（1分59秒間）を見る　（AVI形式，32 MB）
（たまに正常に表示されない場合がありますが，その際にはビデオ アクセラレータの設定を変更してみてください．）

なお，アニメーションをさまざまな方向から眺めたい方は，gfa形式のファイル NaCl_l-v.gfa （6.5 MB）をご利用ください．
（使用法はこちらをご覧ください．）