アクラマン

acramanの位置
ラテン表記
Acraman
緯経度
南緯 32°01′ (-32.02°) / 東経 135°27′ (+135.45°)
国/地域
オーストラリア
州/地方
サウス・オーストラリア州
直径
160 km; ∼90 km (NASA); 55 km (PASSC)
年代
∼590 Ma
アクラマン・クレーターは、G. Williamsが1986年に発見した。近くのフリンダース山脈では、クレーターができたときに飛び散ったエジェクタ層も発見された。
アクラマン・クレーターの中心部は低地になっており、雨期にはアクラマン湖(Lake Acraman)となる。衝突の証拠が発見された露頭へは、湖沼の中を歩いて渡らなくてはならない。
衛星写真。アクラマン・クレーター。テキスト入り 衛星写真。アクラマン・クレーター。ズーム
アクラマン・クレーター。
中央の丸い湖が、クレーター中央のアクラマン湖で、その周りを円環状に湖群が囲んでいる。クレーターで最大の湖はゲアドナー湖(Lake Gairdner)。
ヤーディア回廊は内側の外輪山の一部。
衛星写真。アクラマン・クレーター。テキスト入り 衛星写真。アクラマン・クレーター。ズーム
アクラマン・クレーターとその周辺。
300 km東のフリンダース山脈などで、エジェクタ(噴出物)やスフェルール(溶けた岩石粒)が発見された。
雨季の撮影のため、上の写真より湖が広がっている。
文献
Gostin, VA; Haines, PW; Jenkins, RF; Compston, W; Williams, IS. 1986. Impact ejecta horizon within Late Precambrian shales, Adelaide geosycline, South Australia. Science, 233, 198–200.
Wallace, MW; Gostin, VA; Keays, RR. 1990. Spherules and shard‐like clasts from the late Proterozoic Acraman impact ejecta horizon, South Australia. Meteoritics, 25, 161–165.
Williams, GE. 1986. The Acraman impact structure: source of ejecta in late Precambrian shales, South Australia. Science, 233, 200–203.
川上紳一. 1991. オーストラリアにインパクトクレーターを訪ねて. 地質ニュース, (444).