グロッチンガー: 海洋循環が炭酸塩を産んだ

グロッチンガーのモデルズーム
グロッチンガーのモデル
アメリカ・MITのグロッチンガー(John P. Grotzinger)らは、“氷河期の終わりに海洋循環が活発化した”という仮説を唱えた。
グロッチンガーらによると、
  1. 氷河期に海洋循環が停滞し、深層海水には有機物の分解によって発生した重炭酸イオンや硫化水素が大量にとけ込んだ。
  2. 氷河期の終わりには、海洋循環が再び活発になり、深層海水が浅海に流れ込んで炭酸塩鉱物が過飽和状態になって析出し、炭酸塩岩が氷河堆積物の上に堆積した。
この仮説では、深層海水は還元的で、有機物の分解によって軽い炭素が供給されている。そのため、縞状炭酸塩岩の炭素同位体比は大きな負の値である。
しかし、この仮説では
が説明されていない。