アラグァイニャ
別名 | アラグァイニャ・ドーム |
ラテン表記 | Araguaínha / Araguainha / Araguainha Dome |
緯経度 | 南緯 16°47′ (-16.78°) / 西経 52°59′ (-52.98°) |
国/地域 | ブラジル |
直径 | 40 km |
年代 | (244.40±3.25) Ma |
アラグァイニャ・クレーターは、ブラジルのパラナ(Parana)盆地の北東部に位置している。
アラグァイニャ・クレーターが最初に注目されたのは地質図作成の調査が行われた1960年代の終わりであり、1973年にディーツとフレンチがシャッターコーンやショックト・クォーツを記載し、天体衝突起源の地質構造であると認識されるようになった。1984年にドイツのグループによって調査された。
アラグァイニャ・クレーターは花崗岩質の基盤を覆うデボン紀からペルム紀の地層のうえに形成された。
Engelhardt et al. (1992)は衝突構造の中央部の地質構造を記載し、このクレーターがペルム紀末に形成されたことを示唆している。Hammerschmidt and Engelhardt (1995)は、Ar‐Ar年代測定法を用いて、形成年代を243.3 Maと見積もった。
もっとも近い町はMato GrossoのAraguaiñaである。
(註: Araguaína(アラグァイナ)は無関係な別の地名)
文献
Crosta, AP. 1987. Impact structures in Brazil. In Research in terrestrial impact structures, Pohl, J, ed. Frider. Vieweg & Son, 30–38.
Engelhardt, W.V., S.K. Matthai, and J. Walzebuck Araguainha impact crater, Brazil. 1. The interior part of the uplift. Meteoritics, 27, 442–457., 1992.
Dietz, R.S., and B.M. French Probable asteroblems in Brazil. Nature, 244, 561–562., 1973.
Hammerschmidt, K., and W.v. Engelhardt 40Ar/39Ar dating of the Araguainha impact structure, Mato Grosso, Brazil. Meteoritics, 30, 227–233., 1995.
Theilen‐Willige, B. The Use of Airborne and Spaceborne Radar Images, in "Research in terrestrial impact structures" ed. by J. Pohl, 115–130, Frider. Vieweg & Son., 1987.